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だるろぐ

とてもだるだるした日記です http://about.daruyanagi.jp/

お知らせ

オレンジフェリーで松山~東予港 → 大阪・南港

愛媛

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お盆休みはフェリーで関西へ。墓参りとばあちゃんのお見舞いをしてきた。

前回は壬生川から東予港まで歩いてえらい目に遭ったので、その経験を活かして JR 松山駅から連絡バスを使った。

連絡バスには

  • 松山方面直通連絡バス(伊予鉄バス、有料):出港ギリギリにつく
  • 早乗り用連絡バス:9時前に到着。せとうちバスの路線バス(有料)で小松総合支所前へ向かい、今治方面の連絡バス(無料)で東予港まで

の2種類がある([乗り場案内/アクセス | 連絡バス(関空⇔大阪南港・松山⇔東予港) | オレンジフェリー|四国開発フェリー株式会社](http://www.orange-ferry.co.jp/access/renraku.html))。

どっちも予約制なのかな。Web フォームから予約する場合は、備考欄だか連絡欄だかに「(好みのバス停)から連絡バス希望」とでも書いておけばいいらしい。とはいえ乗車の際に名前の申告などは不要のようで、割と適当。事前に乗車人数を把握したいだけみたいだ。

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料金を前払いして乗車すると、白い「乗り継ぎ券」がもらえる。これを乗船手続きの際に提示すると、船賃が少し割引きになる。なくさないようにしましょう。

それにしても、東予港で乗船手続きに時間がかかるのは面倒くさいなー。バスできた人がいっぺんに窓口に殺到するので、のんびりしてると手続きが終わるまでだいぶ待たされる。オレンジフェリーはクレジットカードも使えないし、ここら辺は改善してほしいな。Web で先に情報を入力しておけばサクッと乗船できるとか。なんか手続き的に難しいところでもあるんだろうか。

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あ、でもよくなってたところも。船内レストランにビールサーバーが追加されてて、注文で並ばずともそっちでビールを注いで飲めるようになったっぽい。これでガビガビ、思う存分ビールが飲めるね!

Kindle Paperwhite を買った

Kindle Paperwhite

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なかじ先生のブログで Kindle が安売りをしているのを知って、丸一日ぐらい買うかどうか悩んでたんだけど、結局買ってみた。

自分が使うためではなく、父親向けに。

海外出張するときに本を大量に買い込んで二ケタ万円の手数料を取られたという話を聞いて、my 怒髪が天を突いたのだ。いい加減文明の利器を使いこなし、無駄な出費は避けてほしいと思う。

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Kindle はいくつかのタイプがラインナップされているが、今回選んだのは Kindle Paperwhite(キャンペーン情報付き)。

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割引きのおかげで 7,980 円で済んだ。

初めて手に取ってみた時の印象は、案外小さなぁってこと。小説を読むのにはピッタリだけど、週刊誌とかはどうなんだろうな(Newsweek なんかがストレスなく読める端末ほしいなぁ)。でも、軽いし、解像度は十分だし、電池はもつし(たぶん)、1つぐらい持っていてもいいのかもしれないと思った。

あとちょっとびっくりしたのは、アカウントのセットアップが済んでいたこと。僕のアカウントが既に登録されていて、電源を入れたら自分の本棚にアクセスできた。かつて Amazon のクレジットカードを発行してもらった時も思ったけど、こういうところが至れり尽くせりでいいよなーって思う。

ただ、今回は親父に使ってもらうのが目的だったので、自分のアカウント情報は抹消し、父親のアカウントを登録しなおした。案の定パスワードを忘れてやがったので、パスワードの再発行処理からだ。はやくパスワードなんていうクソシステムはなくなってしまえばいいのに。

なるべく自分で最低限の設定はできるよう、Wi-Fi の設定は親父にやらせてみたが、とくに迷うことなく設定できたようだ(設定の場所だけ教えた)。本当は Wi-Fi の設定が不要な 3G 搭載の Kindle(海外版)をもたせようかと思っていたのだけど、これだったら現地でモバイルルーターを借りて(これはやったことがあるらしい)、自分でなんとかできるだろう。あとはストアの検索の仕方を簡単に教えて、「自分で覚えろ」というスタンスで。空港なんかで提供されている無料のオープン Wi-Fi では本を買わないようにとだけ注意しておいた(取り越し苦労?)。

日本にいる間に Kindle に慣れ、できれば Kindle Unlimited なんかも使いこなしてほしいなぁ。

Kindle Paperwhite Wi-Fi 、ブラック、キャンペーン情報つき

Kindle Paperwhite Wi-Fi 、ブラック、キャンペーン情報つき

Nikon Df を買った & Nikon 1 V3 も強化

Nikon Df Nikon 1 V3

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今まで Nikon 1 V3 だけで頑張ってきたけど、どうにも画質に満足がいかないので、奮発して Df を買っちゃいました☆(ゝω・)vキャピ

フルサイズの一眼レフは初めてかも。Df にしたのは、スペックよくわからん&だったらカッコいいのがいいなーと。ダイヤルでグリグリいじれるのはやっぱり楽しい。使いこなせているかどうかは別にして。

Nikon デジタル一眼レフカメラ Df ブラックDFBK

Nikon デジタル一眼レフカメラ Df ブラックDFBK

お値段はカメラのキタムラの中古(Aランクだったかな?)、レンズキットで20万切る程度。後継機が出ないせいか、スペック重視の機体でもないというわけか、待ってもあまり値が下がらない。中古も高めだけど、20万以内に収まるなら経費扱いにできるので、まぁ、いっか。程度もなかなか良かった。

キットについてくるレンズは、単焦点の 50mm f/1.8G。リーズナブルで割と良いレンズだと思うけれど、もう少し広角の単焦点と、200mm ぐらいまでをカバーできる望遠がほしいなー。

――で、2か月ぐらい使ってみたんだけど。

やっぱりお手軽な V3 もいいなーと思い直したので、こっちも少し強化。

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プレミアムキットをバラしたものだろうか、グリップの新古品が単品で売っていたので、密林で購入。こういうグリップの効用って今まであんまり重要視していなかったけれど、確かにハンドリングはよくなった(V3 はグリップが小さすぎると思う。手首にかけるタイプのストラップをつけているが……)。重量が増えたけどだいぶ満足。もっと早く買っておけばよかったなーと思った。

Nikon グリップ GR-N1010 ブラック GRN1010BK

Nikon グリップ GR-N1010 ブラック GRN1010BK

最新のファームウェアも当てた。

GPSユニット GP-N100を装着してカメラの電源をOFFにした場合、またはオートパワーオフで待機状態になった場合に、カメラのバッテリーが通常よりも早く消耗してしまう現象を修正しました。

Nikon | Download center | Nikon 1 V3用ファームウェア

2回も修理に出したんだけど(満タンにしたはずのバッテリーがすぐに切れて起動不能になるので)、結局不具合だったみたい。修理に出すときは GPS ユニットも外すからな……気づかないかもな。2回目に「異常は見受けられませんでした」って突っ返されたときはちょっとイラっとしたけど(#^ω^)

ファームウェアを最新にしてからは、3日放置したぐらいではバッテリーを消費しなくなったみたいだ。これで使おうと思ったときにバッテリーが切れてたり、放電で日付の再設定からやり直す羽目になったりしなくてすむかもしれない。

Surface 3(LTE)+ Windows 10 Anniversary Update で気に入ったところ

Surface 3 Windows 10

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バージョン 1607 では、モバイル回線への接続が簡単になった。前まではわざわざネットワーク接続のページに行かなきゃいけなかったんだよね。Windows Insider は SIM スロットのない Surface Pro 3 でテストしていたので、こういう機能改善があったのは知らなかった。

あとはやっぱ Windows Ink とアクション センターの改善かな。とくにウチは Twitter の通知が多いので、それでアクション センターが埋まってしまうことがなくなったのはうれしい

宇和島:闘牛と牛鬼祭りを見てきた

愛媛 旅行

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7月24日、かねてから観たいと思っていた闘牛見物に宇和島まで出かける。闘牛を観るのは生まれて初めてかも。

牛と牛が戦う競技は、牛相撲、牛突き、牛の角突きなどと呼ばれ、岩手県久慈市、新潟県二十村郷(長岡市、小千谷市など)、島根県隠岐島、愛媛県宇和島市、鹿児島県徳之島、沖縄県うるま市などで行われている。1988年までは東京都八丈島でも行われていたが、現在は行われていない。
以下に記述するスペインなどの闘牛とは異なり、むしろ闘犬に近く、相撲のような競技である。大相撲のような番付により牛の優劣が格付けされる場合もある。また新潟の牛の角突きでは勝負付けを行わず、引き分けにさせる。

闘牛 - Wikipedia

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宇和島では小高い山の上に市営の闘牛場が設けられている。丸山公園というのかな? よくは知らない。

宇和島市には和霊土俵という闘牛場が存在したが、第二次世界大戦後にGHQによって闘牛が禁止された。その後宇和島の闘牛は復活したが、レジャーの多様化により再び存続の危機となり、打開策として1950年代後半から1960年代前半にかけて「南予闘牛振興会」(宇和島市)、「南宇和郡闘牛組合」(南宇和郡)が設立された。1975年、丸山公園内に宇和島市営闘牛場が完成した。ドーム型の闘牛場は全国でも珍しく、年に5回行われる定期闘牛大会、毎年4月29日に行われる日本相撲連盟主催の全日本大学選抜相撲宇和島大会、そして観光闘牛のために使用されている。

宇和島市営闘牛場 - Wikipedia

僕らは歩いて行ったが(宇和島駅から30分足らずか)、無料のバスがあるとかないとか。まぁ、いい運動になったから問題ないけど、ちゃんと事前に調査しておくと、現地で苦労しなくていいかも。

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道中は見晴らしがよく、宇和島城の天守閣が望めたのはうれしかった。道はさして難しくない。道中に行き先を示す看板が立っているし、おばあちゃんが親切に教えてくれた。

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僕らが見に行ったのは牛鬼祭りと併催される和霊神社への奉納大会。和霊神社(われいじんじゃ)というのは宇和島で割と大きめの神社っぽくて、牛鬼祭りの舞台にもなっている。

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不覚にも望遠レンズの用意がなかったので、スマートフォンのデジタルズームだけど……牛さんたちは相撲みたいに東西で番付されていて、だいたい似たような力をもつ者同士が戦うみたい。牛は沖ノ島や奄美の方の島からきた子が多いようだった。

牛が場内に引き出されるときは、鼻息が重低音で響き渡り、なかなかの迫力。角を突き合わせると鼻輪が解かれ、取り組みが始まる。双方の牛には勢子が付き、独特な掛け声(人によって異なるようだ)で牛をけしかけ、戦わせる。1つの取り組みでかかる時間は、人間より少し長い。今回の最長は25分ぐらいだった。戦意喪失した側が負けのようで、片方がお尻を見せて逃げ出すと終わり。勢子が総動員で2匹を引き離し、鼻輪をとおして退場となる。

ジリジリと押し引きが続く戦いも面白いが、やはり「角使いがうまい」(場内による解説)牛同士の戦いが迫力あってよい。角が交差する乾いた音と、頭蓋骨がぶつかり合ったのか、低いゴツンという音が円形の闘牛場に響き渡り、「オォー……」とため息とも感嘆とも取れぬ、何とも言えないどよめきが湧く。牛が目まぐるしく体を変え、攻守が入れ替わる。唾をのむ暇もない。なかにはハッスルしすぎたのか、ウンチを漏らしながら戦う牛も(笑

ただ、ときどき取組が始まる前に片方が尻込みしてしまい、戦いが始まらないことも。こうなると取り組みにはならないようで、早々に勝負結果が伝えられる。当日は最後から2番目の取り組み、横綱戦でも不戦勝が発生してしまい、場内からはヤジが飛ぶ有様。

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しかし、最後の重量級の戦いはさすがに圧巻だった。正味5分程度だったと思うが、どちらにも勝機があるように見えた。結果は不敗のチャンピオンをチャレンジャーが破るという劇的な幕切れ。

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最後は新しいチャンピオンとの記念撮影で場内がひっちゃかめっちゃかになっていて面白かった。

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そのあとはまた宇和島駅に戻って、牛鬼祭りを見物。

牛鬼というのは西日本にいた妖怪なのだとか。牛鬼祭りはこの牛鬼伝説と、朝鮮の役で加藤清正(の部下)が考案したという攻城兵器「亀甲車」(亀甲船のパクリか何かかな?)の伝来が組み合わさったみたい。「亀甲車」ならぬ「牛鬼車」をみんなで引き回して練り歩く感じ。首の部分は上下に稼働する仕組みになっていて、威嚇だか、城壁をつんつんして壊すんだかするんだろうな。知らんけど。

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 「和霊大祭・うわじま牛鬼まつり」最終日の24日、恒例の親牛鬼パレードがあり、21体の牛鬼が長い首を振りながら愛媛県宇和島市中心部の商店街から和霊神社にかけて練り歩いた。和霊神社前の須賀川では夜、走り込みがあり、50周年のフィナーレを飾った。

牛鬼・豪快うねり うわじま牛鬼まつり閉幕 | 愛媛新聞ONLINE

フィナーレの“走り込み”は地元の居酒屋さんでまったりとテレビで楽しみました(n*´ω`*n)

『人口から読む日本の歴史』『英仏百年戦争』『傭兵の二千年史』『戦国の陣形』

読書 歴史

ここ数カ月ブログを書くのをサボってたので、溜まってしまった。めんどくさいので、歴史に関係するやつはまとめてしまう(それ以外はまた今度)。内容も覚えている限りで適当に。全部 Kindle で買っちゃったんだけど、ペラペラめくれないから読み返すのが微妙にめんどいんだよね。PC 版のアプリがもう少し軽かったら、マーカーを引いた部分を読み返せていいんだろうけど。

『人口から読む日本の歴史』

人口から読む日本の歴史 (講談社学術文庫)

人口から読む日本の歴史 (講談社学術文庫)

4冊の中では一番面白かった。こういうアプローチで歴史を読むっていうのも面白いもんだなー。

たとえば、縄文時代あたりまで、人口は東日本が優位だったんだね。狩猟・採集という面では、西日本よりも東日本の方が豊かだったんだ。三内丸山遺跡なんか青森県にあるじゃん? なんであんなところにって思っちゃうけど、それなりに理由があるんだな。

けれど、時代が下って農耕が始まると、逆に西日本が優勢になってくる。そういえば代表的な弥生遺跡・吉野ヶ里は西日本だし、ヤマト政権も西日本にあるわな。技術の伝播、温暖湿潤な気候、関東のように大平野がなくて人が集中しやすいってことあたりが農耕に向いてたんだろうな。

この関係が逆転するのは、だいたい鎌倉時代ぐらい。そういえば政権も西から東へと移ったな。なんでもかんでも人口だけで論じるのは危険かもだけど、やっぱり無視できないパラメーターではある。

あと、近世(江戸時代)の都市は“人口のブラックホール”だったってのも知らなかったかも。農村からガンガン人が集まってきて、ガンガン短命で死ぬから、江戸時代は人口が安定してたんだな。なので、明治になって都市衛生が改善されると日本の人口は急上昇していく。

ほかにも、お寺の宗門人別改帳をベースに江戸時代の出産サイクルを割り出す話なんかも面白かった。宗門人別改帳には嬰児まで登録されないので間引きの実態まではよくわからないが、それでも不自然な出産感覚などで実態が透けて見えてくる。

まだいろいろあったけど、興味を引いて覚えていたのはこれぐらい。記憶違いもあるかと思うんで、ぜひ自分で読んでみてください。

『英仏百年戦争』

英仏百年戦争 (集英社新書)

英仏百年戦争 (集英社新書)

書いてないと思って章を立てたけど、あとで自分のブログを検索したら書いてた。

読んですぐに書いたってことは、怠け癖を排して書くに値する本だったんだと思う。

『傭兵の二千年史』

傭兵の二千年史 (講談社現代新書)

傭兵の二千年史 (講談社現代新書)

「世界最古の職業は?」「娼婦!(ドヤァ」でもそれ、女の子の仕事だよね。男の子は何をしてたんだろうね。

答えは傭兵だね。ある意味娼婦よりキツい職業な気はするけど、そういうことをいうとフェミな人はあまりいい顔をしないかもしれないな。でも、現代になって傭兵はほぼいなくなったけど(いることはいる)、娼婦は減ったようにみえない。こういうところが、きっと根の深いところなんだろうなって思わんでもない。

さて、傭兵が娼婦よりも自由でいい感じなイメージがあるのは、たぶん権威に従属していないっていう点にあるんだろうな。

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いやなら従わなくてもいいわけだしね。実力さえあれば、の話だけど。

そういえばそういう意味での義賊を扱った面白い本があったので、もし興味あるなら読んでみてもいいかも(義賊は体制内で再分配を是正する役割も担ってた点が傭兵とは異なるね。例)ねずみ小僧)。

でも、中世イタリアではこの傭兵が跋扈しすぎて(なんせ諸侯が傭兵まがいのことをしておこずかい稼ぎをしていたぐらい)、逆に(都市)国家が傭兵に振り回されるなんて言う事態にまで発展していたり。これを憂えてマキァヴェッリが書いたのが『ディスコルシ』『戦争論』なんだな。彼は傭兵ではなく、市民兵による国家の防衛を唱えた。これはナポレオンの国民軍やら徴兵制により実現するんだけど、今度は逆に国家がリヴァイアサンになってしまい、巨大怪獣決戦≒世界大戦に発展してしまったりするわけ。でも、その過程で市民主義と国家主義が傭兵の居場所を奪ってしまう。現代では政情不安な発展途上国で強いられて傭兵になるなんてのを除き(むしろそういうのは民兵なのかも)、傭兵というのはある種ロマンの対象でしかない。

まぁ、そんな大枠の話に、スイス傭兵やランクツネヒトなんかの話が出てきて、そういう話が好きな人には面白い。『乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ』 - だるろぐ で触れたヤン・ジシュカなどもちょっとだけ出てくるよ。そういえばジョン・ホークウッドも出てくるんだけど、マンガ『ホークウッド』がもう終わってた。なんだそれ、まだまだこれからが面白いのに。エドワード黒太子あたりがちゃんと魅力的に書けなかったのがあまりウケなかったのか、著者が飽きちゃったのか。

さて、全体的の流れ的には面白かったのだけど、内容的にはちょっと薄いかな、もう少し肉がほしかったなって感じもする。この分量で二千年はキツかったかも。ハードカバーで2倍ぐらいの分量で読みたいわ。傭兵隊長列伝みたいなね。

『戦国の陣形』

戦国の陣形 (講談社現代新書)

戦国の陣形 (講談社現代新書)

めっちゃシンプルにまとめてしまうと、

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こんなのウソぴょん!って話だった気がする。

鶴翼は「ひらけー」、魚鱗は「あつまれー」程度の意味しかなく、鶴が翼を広げたような陣形、小部隊が密集して魚の鱗のように見える陣形なんてものはない、後代の軍記モノで生まれたイメージなんじゃないかなってこと。まぁ、よく考えれば、キッチリ(僕らが想像するような)鶴翼に組んで「これからお前らを包囲殲滅するやでー」なんていう戦いをしてたかっていうと、たぶんないわな。

むしろ重要だったのは兵種の正しい混合≒陣立てのようなものだったといのが主張だった気がするけど、実はあんまり覚えてない。武田信玄が強かったのは、村上義清にコテンパテンにされたときにこれを学んで、騎馬・長槍・飛び道具(弓・礫・鉄砲)をうまく組み合わせた陣立てを創始したから……っぽい。まぁ、なんにも考えず好きな武器を持ち寄って戦ったであろう地方豪族なんか、これで瞬殺できそうではある。

宇和島城に登ったった(2年ぶり2回目) / 宇和島“あじ飯”を食べた / 四国新幹線を探して

愛媛 城郭 食べ物

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週末、宇和島のお祭りに行く予定なので、その前に2月、東京からわざわざ愛媛に来てくれた旧友と宇和島城へ行った時の話を思い出しながらメモ。(→ これも一緒に行った宿とテレビ、あるいは新聞を購読する気になれない理由 - だるろぐ愛媛県美術館:「黄金のファラオと大ピラミッド展」と「特別展 生命大躍進」 - だるろぐ)。

とはいえ、2年前も行ったのであんまり書くことはなくて、今回は前回との差分みたいな感じ。


展示が少し充実した気がする

前回きたときは殺風景な天守だなーという印象を受けたのだけど、今回は展示が充実してた。(誰にも知られずひっそりと開催されている)南予博のためにちょっと頑張ったのかな?

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これは「宇和島城下絵図屏風」。オリジナルは元禄年間のもので、展示物はデジカメでとって原寸大で複製したものだそう。当時の宇和島城下の様子がうかがえる。左側は縄張りが海に面していて、さすがは海城だなーって感じ。

あと、この「宇和島城下絵図屏風」はもともとは襖絵だったが、昭和になって屏風絵に仕立てられたのだとか。美術的価値の話はよくわかんないけど、屏風の方が見る分には便利だ。ただ、一部だけ欠けているのが残念。

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そのほかにも黒門櫓や追手門など、現在では失われてしまった宇和島城の風景がパネル展示されていた。これは資料館にあったヤツかな?

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また2階には 茂本ヒデキチ という方の描いたカッコいい墨絵も展示されていた。松山生まれで、現在は東京で活躍されているアーティストだそう。こういう方面には疎いのだけど、フツーにカッコいい。totoBIG あたったらキノコタケノコ戦争の墨絵を書いてもらって襖にしたい。

宇和島アジ飯

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お昼ご飯は、また宇和島城の登城口にある「一心」さんに。

前きたときは宇和島鯛めしをごちそうになった。今回も同じのを食べようと思っていたのだが――

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“伊達あじ”というメニューができていたのでそれに手を出してみる。伊達っていうのは、宇和島・伊達家に由来するのかな(正宗の子孫が移封されてきて、幕末には四賢侯・伊達宗城を輩出した)。まぁ、ここら(豊予海峡、速吸の瀬戸)のアジは運よく大分で水揚げされれば“関アジ”になったはずのアジなので、味には問題ないはず。アジだけに。

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1,250円でボリューム満点。

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メインのアジめしの具。鯛めしと同じく、醤油だし・生卵と合わせてよくかき混ぜ……

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ごはんにぶっかける。マズいわけがねぇ……。totoBIG 当たったら毎朝これを食べたい。

四国新幹線

ついでに四国新幹線もみてきた。このためだけに宇和島駅で2時間ぐらい粘ったような……。

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その貴重なお姿がこれ。ゼロ系新幹線を彷彿とさせる愛嬌のあるスタイル。無駄を徹底的に排したシンプル極まる一両編成。駆動系は架線が不要なディーゼル発電式(汽車ともいう)。

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前面は衝突時のクラッシュクリアランスを十分に確保。乗員の安全を最優先した設計になっているが、同時に大胆な肉抜きが行われており、軽量化にも余念がない。安全性と速度を高度に両立させた、機能美溢れるデザインだ。

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そして驚くべきはこの背面。なんとこちらはノーズすら省略されている。高知 → 宇和島は旅客が少ない(というのも高知県には人が住んでいないので、愛媛からの流出のみを考慮すればよい)ので、無理に速度を稼ぐ必要がない。ゆえにノーズを省略して、軽量化したほうが賢いということだろう。省かれたノーズは立体視を巧みに活かした精緻な塗装によって再現されているので、デザイン上の違和感もない。

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また、人的コストも極限まで削減されており、なんとワンマンで運行できるのも四国新幹線の特徴。ちなみに伊予鉄(市内線)と同じ後乗り前降りに統一されているので、松山市民なら違和感なく乗りこなせるはず。ただし、電子マネーでの運賃決済機能は大胆にも省略されているようだ。おそらく高知県に電子マネー技術が伝わっていないからであろう。

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関係ないけど、宇和島駅は電話ボックスで携帯電話の充電ができて大変便利だった。ありがたやありがたや。

終わり。