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だるろぐ

とてもだるだるした日記です http://about.daruyanagi.jp/

お知らせ

期日前投票をしてきた

生まれて初めて国政選挙の投票をブッチしてやろうかと思うぐらい、今回の選挙には選択肢がないが、ちんちん電車に乗って街へ出て、国民の義務を果たしてきた。ちんちん電車の 2/3 はちんちんでできている— このだるやなぎには問題がある! (@daruyanagi) 201…

『戦争の技術 』

戦争の技術 (ちくま学芸文庫)作者: ニッコロマキァヴェッリ,Niccol`o Machiavelli,服部文彦出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2012/08メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (5件) を見る居酒屋のカウンターでぜんぶ読んだ。I'm at 炭…

『アゲシラオス』

クセノポン小品集 (西洋古典叢書)作者: クセノポン,松本仁助出版社/メーカー: 京都大学学術出版会発売日: 2000/06メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見る『クセノポン小品集』より。アゲシラオスについては Wikipedia(アゲシラオ…

『黒い悪魔』

黒い悪魔 (文春文庫)作者: 佐藤賢一出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2010/08/04メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (7件) を見るカリブ海に浮かぶサン・ドマング島に農場をもつダヴィ・ドゥ・ラ・パイユトリ侯爵と、黒人の奴隷娘…

『革命について』

革命について (ちくま学芸文庫)作者: ハンナアレント,Hannah Arendt,志水速雄出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1995/06メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 24回この商品を含むブログ (22件) を見る下書きには“58日前”と書いてある。引っ越しのために本を梱…

『私たちはなぜ税金を納めるのか: 租税の経済思想史』

私たちはなぜ税金を納めるのか: 租税の経済思想史 (新潮選書)作者: 諸富徹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2013/05/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る 3日前に書いたブログの記事と、今書いてる仕事の記事が消えた! ふぁっきん、ふぁっ…

自然状態について、など。

とある本に、こんなことが書いてあった。 個人が国家を作るのであって、その逆ではない。国家が死滅しても個人は残るのだ。 これは、自分代わりと好んで引用する(res publica --しかし共和国は続くのです。 - だるろぐ)この言葉の対極に位置している。 …

そろそろ参院選にも一言いっておくか。

しばらくしたら、だるろぐでも「そろそろ参院選にも一言いっておくか。」みたいなエントリーが出てくる頃2013-07-22 14:03:39 via twitcle plus 書きません2013-07-22 14:03:53 via MetroTwitでも、これではぱに先生がちょっとかわいそうなので書くことにし…

その 黄金の一枚は……

免許の更新行ってきました。ゴールド免許証ですよ! やったー!(嬉しいので、今日のブログのタイトルは ARIA (漫画) - Wikipedia 風です)もう7年前になるのかな、ホンダのビートを回転限界<レブリミット>までブン回して東金道を爆走し、とてもニコやかな…

討議について

討議は、選択肢を洗練させるために行うのであって、自分の意見に反対するものを味方に引き入れる(≒説得する)ために行うのではない。 たとえば、 個の議題について賛成・反対を表明するだけでも 個の立場が生じうる。これを少数によって代表させることなど…

『政府論の歴史とモデル』

政府論の歴史とモデル (1977年) (現代政治学入門講座〈4〉)作者: B.クリック,小林昭三,石田光義出版社/メーカー: 早稲田大学出版部発売日: 1977/01メディア: ?購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログを見る貴族制と民主制のベストミックス - だるろぐ …

ゴシックバランス

原意は「ゴート人の」を意味する言葉である。ルネサンス期の15世紀-16世紀に、イタリアの美術家アントニオ・フィラレーテやジョルジョ・ヴァザーリらが、中世時代の美術を粗野で野蛮なものとみなして、「ドイツ風の」あるいは「ゴート風の」と呼んだことに由…

権威と権力

近代共和主義の源流―ジェイムズ・ハリントンの生涯と思想作者: 浅沼和典出版社/メーカー: 人間の科学新社発売日: 2001/05メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログを見る ハリントンは、権威と権力とは明確に区別されるべきものと考え、ホッブズ…

二つの原理

支配は財産を基礎とする。暴力や詐欺によって統治が変わることはありうるとしても、当地を基礎づけ、かつ永続化させるのはまさに財産である*1 ハリントンは、政治の原理として二つの要素ないし側面があると考えていた。ひとつは内面的なもの、つまり精神の善…

貴族制と民主制のベストミックス

貴族制+民主制=共和制 バーナード・クリックによれば、 貴族制とは、原理的には賢者の支配であり、法的には少数の支配であり、社会的には有産者の支配 であるという。一方、 民主制とは、原理的には意見の支配であり、法的には多数者の支配であり、社会的…

ハリントンによる諸国家の政治的秩序のまとめ

イスラエル 法律承認ないし国家の議決権を持つ全会衆集会、全会衆集会への提案権や最高裁判権をもつ長老会議ないし最高会議、および法律の執行機関としての行政府から成っていた。 アテネ 提案権を担った元老院、議決権を行使したが、同時にしばしば討議を行…

『近代共和主義の源流―ジェイムズ・ハリントンの生涯と思想』

近代共和主義の源流―ジェイムズ・ハリントンの生涯と思想作者: 浅沼和典出版社/メーカー: 人間の科学新社発売日: 2001/05メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログを見る日本でハリントンを網羅的に研究したひとはほとんどいないみたい。ホッブズ…

討議と代表の分離、二院制

日本の政治はなぜこんなに混乱しているのだろう。その理由に、ジェームズ・ハリントンがヒントをくれた。 討議と代表 多人数では十分に分別のある討議は行えない。 反対に、少人数では民主的な議決が生み出されることはありえない。 これは「代議制」のエッ…

ハリントンの政体分類

ハリントンの政体分類においては、プラトンにおける「権力者の数」「法による支配の有無」、アリストテレスが追加した「国民の共通利益に合致しているかどうか」という伝統的な基準に加え、社会の“下部構造”、すなわち「所有のバランス」という視点が加わる…

徳について

「徳(virtue)」は共和主義を考える上で避けて通れないワードであるにもかかわらず、自分にはそれがなになのかはっきりとは説明ができない。 徳(とく)は、人間の持つ気質や能力に、社会性や道徳性が発揮されたものである。徳は卓越性、有能性で、それを所…

公平なケーキの切り分け方

ケーキがあって、それを二人の少女の間で、できるだけ公平に分けるにはどうしたらよいだろうか。よく知られているように、一人の少女が自分で納得できるように切り分け、もう一人が先に選ぶのだ。不公平な切り方であれば、大きな方を取られしまい、自分には…

道徳心と共感、日常。

宮城県の沿岸13自治体で障害者手帳所持者の3・5%にあたる1027人が東日本大震災で亡くなり、死亡率が住民全体の2・5倍に上ったことが30日、分かった。障害者支援団体「日本障害フォーラム宮城」の資料から共同通信が集計した。大半が津波による…

「三人の子どもと一本の笛」

一本の笛をめぐって言い争っている三人の子どもがいる。アンは楽器を弾くのが得意で、三人のなかで唯一笛を吹くことができる。 その腕前は確かで、彼女の吹く笛の音が一番美しい。 ほかの二人もそれは認めている。ボブは貧乏で、三人のなかで唯一おもちゃを…

新しい共和主義

試みに、政治的自由と経済的自由というベクトルをもうけてみた。孤立した個人は、サルの自由をもつ(四つの自由 - だるろぐ)。しかし、ヒトは共同できるほうがより多くの自由を獲得できるはずだ。古典的共和主義が重視したのは、この自由だ。とくに古代ロー…

四つの自由

過去記事の改稿・再掲です(http://blog.daruyanagi.net/archives/451) 自然的自由 ―― サルの自由 「自然的自由」とは、孤立した個人のもつ自由で、まったくの「私」の自由のこと。「サルの自由」と言っていいかもしれない。「自然的自由」においては、何の…

貨幣は人を堕落させるか

貨幣廃棄論の根底には、貨幣に対する二つの不信がある。一つは、物神性と疎外の問題。人間が作った貨幣に、いつの間にか人間が支配されている。人間の自由と尊厳が奪われている。近代において、人間は自由意志によって労働力を売る奴隷だ。 貨幣が存在する限…

民主主義と共和主義

民主主義と共和主義に関するメモ。 民主主義(みんしゅしゅぎ、デモクラシー、英語: democracy)とは、国家や集団の権力者が構成員の全員であり、その意思決定は構成員の合意により行う体制・政体を指す。 民主主義 - Wikipedia 共和制とは(前述のように)…

組織票について

from: http://idun.seesaa.net/article/26437625.html特定の職業組合・労働組合・宗教団体の意思に従って投票している人は、 つまり"組織票"に数えられる人たちは、 たとえ崇高な理念をもつとしても、 特定の団体の利害――つまりは私利私欲――のため、投票権を…

「スパルタは一人の人間を頼りとしているのではない」

紀元前5世紀に生きたスパルタの提督・カリグラティダスは、占い師に「犠牲として供えた獣に死の兆しが現れている。用心召されよ」と言われてこう答えたのだという。 「スパルタは一人の人間を頼りとしているのではない」 死んでも代わりはいくらでもいる、と…

政治家を好き嫌いで選ぶことの是非について

政治家が自分の好悪にしたがって恣意的に政策を決定するとする。たとえば、"「きのこの山」はカタチがけしからんから販売禁止にする"とか。それは許せることだろうか。たぶん、多くの人が「許せない」と答えると思う。逆に、有権者が自分の好悪にしたがって…

res publica --しかし共和国は続くのです。

誰かが始めたことが、 たとえその人の手を離れても、 みんなの協力を得て続いて行くならば、それは res publica(公共のモノ、共和国)と呼んでいいと、ボクは思う。逆に、たとえ公共のためという名目であっても、それが誰かに占有されていて、そのヒトが飽…

「共和国」とはなにか

河村たかし名古屋市長は20日の記者会見で、愛知県西部の市町村と合併し400万人規模の大都市とする「尾張名古屋共和国」実現に向け、各首長の理解を得るため、28日夜に居酒屋で意見交換することを明らかにした。 構想は、二重行政を解消、迅速な政策決…

『共和主義の思想空間―シヴィック・ヒューマニズムの可能性』

共和主義の思想空間―シヴィック・ヒューマニズムの可能性作者: 田中秀夫,山脇直司出版社/メーカー: 名古屋大学出版会発売日: 2006/07メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (7件) を見る 序 章 甦る近代共和主義 第Ⅰ部 イングランド共和主義の…

ハリントンと『オーシアナ共和国』

ジェームズ・ハリントン『オシアナ』の日本語訳が収録されている。浅沼和典氏訳。 「ジェイムズ・ハリントンの生涯」(訳者はしがき) 『オーシアナ共和国』 『オーシアナ共和国』 『オーシアナ共和国』 『オーシアナ共和国』 途中までなのかな? ぜひ完成させ…

ヌマと宗教

ヌマについては、リュクルゴスほど感銘を受けたり、驚かされたりすることはなかった。ヌマは土着の宗教をうまく活用して、共和国に倫理という背骨を植えつけた。それ以外について、たとえば法律に関しては、とくにない。ただ、父親は息子を奴隷と売っても良…

リュクルゴスと"全体主義的"共和主義

リュクルゴスは、「共和国は生きている」ということをよく知っていた。共和国は、常に新たに参加するヒト(出生・移住)と去っていくヒト(死去・移住)の動的平衡として、存在する。共和国は、王国と同じく、常に「継承」されてゆく。 上の漸化式は、差分方…

ローマは常に征服した民を自分たちのなかに取り込んでは仲間とした

ロムルスは、この勝負(サビーニ族との戦い)に勝って敵を打ち倒したならば、その甲冑をば、自ら参じてユピテルに奉納すべしと祈り、そして勝手彼(カエニナの領主アクロン)をば打ち倒した後、部隊同士の戦いとなって敵を追い散らし、その都市を占領した。…

国家とは

特定の個人にベクトルのない、公共的な贈与(納税、貢献、立候補・選出)とそれを制度として固着させる強制力なんだな。そのベクトルが神に向いて、信仰が捧げられていれば神権政治だし、 権威の頂点にいるものとしての君主に向いて、忠誠が捧げられていれば…

選挙とくじ引き

「抽籤による選任が民主政の本質である」モンテスキュー、ルソー『社会契約論』第四編第三章 選挙について――より 「民主的な政治には選挙が不可欠である」本当にそうだろうか? たとえば、くじ引きでもいいのではないだろうか。 くじ引きの利点 くじ引きは民…

国家の形式

カントは、国家の形式を区別するには二つの方法があるといっている。 1. 権力を握る人の数で区別する方法――「支配の形式」 アリストテレス、ポリュビオスから延々と行われてきた方法で、ただ3つの可能性がある。 支配者の数 アナロジー 「徳」 → 「堕落」 一…

共和国について

きょうわ‐こく【共和国】 共和制をとる国家。きょうわ‐せい【共和制】 主権が国民にあり、直接または間接に選出された国家元首や複数の代表者によって統治される政治形態。少数の特権階級に主権がある貴族的共和制・寡頭(かとう)的共和制などがあるが、一般…

政治家と政党について

個人としての意見なんか、よっぽどの信念がない限り、状況によってコロコロ変わるのが普通だ。けれど、組織としての意見というのは、個人よりも安定していると見なせる。なぜなら、構成員間で相互チェック機能が働くことが期待できるからだ*1。また、個人単…