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だるろぐ

とてもだるだるした日記です http://about.daruyanagi.jp/

お知らせ

日本の外交について素人なりに考えてみた

軍事・外交方針
  │
  ├──自立(バランシング戦略)
  │  │
  │  ├─※武装中立
  │  │  │
  │  │  ├─核武装
  │  │  │
  │  │  └─通常兵器のみ
  │  │
  │  └─非武装中立
  │
  ├──依存(コバンザメ戦略、バンドワゴニング戦略)
  │  │
  │  ├─※アメリカに依存(←今ココ
  │  │
  │  ├─中国に鞍替え
  │  │
  │  └─ロシアなどほかのオプション
  │  
  └──その他、混合戦略(“国連中心主義”戦略、“東アジア防衛機構”構想)

わしは政治学なんか勉強したことないが、軍事・外交の選択肢には畢竟、「自立」「依存」の2つしかないことぐらいは知っている。

「依存」というのはわかりやすい。要は“コバンザメ戦略”で、どこかの大国の言うなりになるかわり、軍事的に保護してもらう。誰かのケツについて歩くので“バンドワゴニング”とも言う。

「自立」というのはその逆で、大国の保護下に入らず、独立した行動をとる。ときに他国と合従・連衡などしつつ、しかしそれには支配されない権力均衡のプレーヤーとして振る舞う(“バランシング”)。

現在の日本がとる政策は、“対米コバンザメ戦略”だ。歴史的な流れもあるし、現状もっとも楽なオプションといえる。しかし、沖縄の基地問題やオスプレイ問題を根本的に解決しようと思えば、いずれ捨てなければならないオプションだと思う。

となると改憲して自衛隊を正式に軍隊として認め、日本だけで完結した防衛能力を確保し、対米依存の脱却を図る“自立戦略”“バランシング戦略”を選択したいところ。しかし、それには周辺国の反発や経済的な負担はもちろん、選択肢として核武装をするかどうかも問題になると思う。個人的には通常兵器のみによる自立戦略が望ましいと思うけれども、実際問題それが可能かはよくわからない。

結局、現状維持というのが現実的といったところなのだろうか。

間違ったオプション

“漸進的地位向上”戦略

たまにあるのが対米コバンザメ戦略を維持しながら、日米安保地位協定を改正していこうという動きだが、これは無理筋というものだ。サメの気持ちになってみればわかる。コバンザメごときがああしろこうしろというのを聞く気になれるだろうか。

非武装中立による自立戦略

あたまがお花畑なんだと思う。これを支持するヒトはどこぞの国のスパイか、もしくはよっぽど何も考えていないのか、「いざとなれば誰か*1がどうにか*2してくれる」と本気で信じているのだろう。

対中シフト

対米依存を脱却するために(武装自立戦略を経由せず直接)依存関係を中国へシフトしようとする動きがあるが、これも誤りだ。

一見“バランシング戦略”っぽいけれど、それは所詮上辺だけ。日本の防衛能力がアメリカに依存しているという現実を無視しているし、また、自立能力を欠いたまま中国へ依存しても、「アメリカ依存」が「中国依存」に置き換わるだけなので、また新しい“基地問題”“オスプレイ問題”を招くのが落ちだろう。対米依存から抜け出せないまま中国依存に陥る“多重依存(≒どちらにも振り回される)”になったり、最悪の場合、米中が争うことになればその争いの場になりかねない。

結局、現状検討に値するのは結局図で※に示した2つの戦略(親米現状維持・反米武装独立)しかないので、みんなこの中かから選べばいいよ。

第三のオプション

もしくは、「自立」と「依存」をかけあわせたようなオプションとして、“なんらかの同盟に依存する”という戦略はありかもしれない。合議体へ「依存」すれば“一国のコバンザメ”からは脱却できるし、実現可能性はともかく、完全な「自立」戦略ほど選択肢を採用する上での問題は少ない。

すでにあるものとしては、国連がその候補となりうるだろうか(“国連中心主義”戦略“集団に依存”戦略)。なんだか『沈黙の艦隊』の世界みたいだけど、アメリカ抜きには防衛力が成立しないカタワ*3な軍隊を国連に献上しても喜ばれるかどうか。けれど、必要とされたときにすぐ応えられる体制を作って、加盟国の信頼がえられるようになれば、現状の戦力でも対米依存から脱却できる可能性があるのかもしれない。それがどういうシナリオなのか、想像もつかないけれど。

また、“東アジア防衛機構(仮称)”を設立するのもありなのかもしれない。

たとえば、東アジアでは最近、領土問題が加熱している。しかし所詮、国連は地球規模の“牛刀”。東アジアの領土問題などを切るには大げさ過ぎるし、そもそもこの問題の中心は常任理事国である中国だ。“国連中心主義”も結構だけれど、そのクスリが効くまでのんびり待っているわけにもいかない。その点、同じ悩みを抱えるベトナム・フィリピン(あと、もしかしたら台湾)それに加えてインドネシア、タイなど(できればアメリカは抜きで)を加えた同盟関係を結んで、軍事的・経済的な結び付きを強めるのはなかなか得策かもしれない(“集団的自立”戦略)。

まとめ

  • 理論的には「自立」「依存」でカテゴライズすると選択肢が把握しやすくなる
  • 現実的には「親米・現状維持」「反米・武装独立」の選択肢しかない。明らかに誤った「反米」戦略はオプションから外せ
  • 「自立」「依存」を混合した“第三のオプション”は、シナリオが明らかになれば選択肢に入りそうだ

*1:誰が?

*2:どうにかってどうすればいいの?

*3:使っちゃダメなんだっけ?